会報

 協議会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝にて政務にご精励中のことと存じます。
 衆議院選挙後、会員が減少しましたが、皆様のご協力により新たに24人もの入会者を迎えることができました。誠にありがとうございました。
 さて、今回は、10月及び11月にNATO PAの委員会及び小委員会等が各地への訪問等し、その成果等をまとめたNATO PAホームページの記事を紹介します。また、新入会員の皆様に対しましては、2023年NATO PAプレジデンシャル・レポート（会長報告）もお届けいたします。

 NATO PAには、次の５つの委員会及び８つの小委員会があります。本会報においてもその略号等が使われています。次のとおりです。
〇 市民分野安全保障委員会（CDS）、　CDSRCS（回復力及び市民安全保障小委員会）
〇 防衛安全保障委員会 （DSC）、DSCTC（大西洋横断防衛安全保障協力小委員会）
DSCFC（将来の安全保障防衛能力小委員会）
〇 経済安全保障委員会（ESC）、ESCTER（大西洋横断経済関係小委員会）
ESCTD（移行開発小委員会）
〇 政治委員会（PC）、PCTR（大西洋横断関係小委員化）、
PCNP（NATOパートナーシップ小委員会）
〇 科学技術委員会（STC）、STCTTS（技術傾向安全保障小委員会）

 9月、ポーランドワルシャワにおいて開催されたローズ・ロスセミナーにDSC及びESCTDが参加しました。同月、DSCTCは、31番目及び32番目の加盟国となったノルウェー及びスウェーデンを訪問し、北極海及びバルト海の安全保障環境を実地において調査し、10月10日には、ウクライナとノルウェーは、軍に対する民主的統制のメカニズムについて意見交換をしました。ロシアの脅威を強く意識しているエストニアへの訪問をESCTDが行いました。南東ヨーロッパ、多くの移民が流入するギリシャをCDSRCSが訪問しました。また、10月15日から18日にかけて、DSCFCおよびTCTTSがフランスを訪問しています。ジェラルド・E・コノリー（Gerard E. Connolly）（米国）NATO PA会長はウクライナへの強い支援メッセージを述べ、チェコ、エストニア、ラトビアの訪問を終了しました。最後に、地中海・中東特別グループ及びPCNPはチェニジアを訪問した記事を掲載しています。

 現地での視察結果に基づきその成果等をまとめたものであり、大変参考になると思われますので配布いたします。











1. NATO PA議員、ワルシャワのローズ・ロスセミナーにおいて、ロシアの脅威に立ち向かうため、ウクライナへのコミットメント、強化された同盟防衛および民主主義の回復力を再確認
（6.10.1）1

2.ノルウェーとスウェーデンを訪問したNATO PA大西洋横断防衛安全保障協力小委員会（DSCTC）、北極圏とバルト海における安全保障の力学の変化に注目（6.10.3）6

3.  ウクライナとノルウェーの国防委員会、軍に対する民主的統制のメカニズムについて意見交換（6.10.12）11

4.  高い国防費、前方展開、バルト三国の加盟がエストニアの防衛態勢を形成（6.10.16）12

5.  同盟国議員、南東ヨーロッパおよび地中海地域の安全保障におけるギリシャの戦略的役割を強く認識（6.10.23）17

6.  公平性を欠如、圧力、緊張感の中で行われたジョージアの選挙ではあったが、有権者には幅広い選択肢が提供された。国際監視団が述べる。（6.10.27）21

7.  この瞬間に適合：最近の合同委員会によるパリおよびベルフォール訪問で明らかになった、同盟の安全保障及び国内における能力向上へのフランスの投資（6.10.30）24

8.  NATO PA会長、ウクライナへの強い支援メッセージを述べ、チェコ、エストニア、ラトビアの訪問を終了（6.10.30）29

9.  NATO PA代表団、アルジェリア訪問間、協力の強化に関する必要性を強く訴える（6.11.15）31

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